フランスでピアノを買った
留学したらやりたかったことがある。
ピアノを弾くこと。
社会人になって実家を出てからというものの、楽器禁止のアパート暮らしだったし、ピアノを買おうという発想すらなく、長らく弾いていなかった。
ところが最近、youtubeでピアノ動画を見るのにハマっていろんな人の動画を見ていたらなんだか無性にピアノが弾きたくなってきた。
2年間、移動が何回もあるから、持ち運べるサイズのが良いなぁ〜と探していたら、ピッタリなクオリティのピアノを発見。Rolandのgo keys。
なんと本体3.9kg。めちゃくちゃ軽い。なのに価格も4万ほど。
フランスのアマゾンで早速注文し、やっと到着。
やっぱり楽器は良いですね。昨日は一日雨でやることなかったので、朝から弾いていたらいつの間にか8時間経っていました。
ヨーロッパの街中のストリートピアノで一曲披露するのを目標に練習しています。
。
おせっかいとやさしさ
テスト週間で勉強漬けだった先週。
さすがに疲労がピークになって、授業始まる前の空き時間に机に突っ伏して寝ていた。
そしたらクラスメートの一人が私の顔を覗き込んで
「大丈夫?具合悪いの?」
と言ってきた。
「大丈夫、眠いだけ、ありがとう。」
といってまた顔を伏せて寝る。
そしたら今度はまた別の一人が
「大丈夫?」
と言ってきたのでまた
「大丈夫、ありがとう」
と言って寝た。
そしたら今度は別の一人が…
という具合で合計5~6人には返事をしたと思う。
机に突っ伏して寝るのって、日本人にとってはものすごく普通の光景だけど、彼らにとっては違うんですね。
たいていの国では、机に突っ伏して寝てる→具合が悪い って思うみたい。
眠かった私は(ちょっと…寝かせてくれないかなぁ…)ってちょっと思っていました。笑
ここに来て、いろんな国の人と接しているけど、いつも思う。みんなすごく優しいなって。優しいというか、なんでしょう。おせっかい?愛すべきおせっかい。
超内向型の私は、ちょっとほっといてほしいなぁって思うことも多々ある。
だけど一方で、テストの結果がさんざんで落ち込んだ時、日本に帰りたくなった時、こういうちょっとした声掛けに何度も助けてもらった。
そういう経験をしていく中で、人間って本来、このくらいおせっかいに関わりあって、助けあっていくほうが自然なのかなって、最近思っています。
きっと、現代の日本は人との関係が希薄すぎるのでしょう。
ちょっと気になっても、声をかけられない、私にも心あたりが多々ある。
東京で働いていたときは、常に他人に無関心でいた。無関心でいなければいけないような気がしていた。そんな生活を続けるうちに、希薄な人間関係に私自身が慣れてしまったのだと思います。
おせっかいなクラスメートたちは、そんな私が忘れている何か大切なものを教えてくれているような気がします。
(ちなみに、台湾は日本と同じく机で寝るの当たり前だそうです。しかも学校でお昼寝の時間まであるそう。)
大学寮に移動
昨日、パリのシャルルドゴール空港から寮に移動。机とベッドでほぼ占領されてしまうような小さい小さい部屋だけど、森の中にあるので環境はすごく良い。
街中の寮にするか、キャンパスに隣接した寮にするか選べたんだけど、やっぱり自然大好きな私としてはこのチョイスは正解だった。
朝、小鳥のさえずりを聞きながら大学まで歩くのがとても楽しみ。
ただ、喜んだのも束の間、なんとこの寮、1つ重大な問題がありました。なんと…トイレに便座がない!(笑)
日本人からすると意味不明ですが、海外ではよくあるんです。
パラグアイでも、バヌアツでもよく見かけた。たからまぁそれくらいあるだろうな〜と軽く考えていたのですが、まさか…自分の住む家のトイレがこれだとは!
早速留学の洗礼を受けました。光熱費込み3万弱という破格の値段だったので、何かあるのではと覚悟はしていたけど、なんとそうきたか。
まぁ奨学金を頂いているので、あまり文句は言えないよね…。
便座のないトイレに一通り凹みましたが、部屋の飾り付けをしていたらなんだか楽しくなってきて、まぁどうにかなるかと意外に早く気を取り直しました。
また協力隊にでも来たとでも考えよう。
私も強くなったなぁ…
持って来たウォールポケットにアクセサリーを入れて飾り付け。
エラスムスムンドゥス奨学生に受かった
2021年9月よりErasmus Mundus Joint Master Degree でヨーロッパの大学院で勉強することになった。
大学院留学、したいしたいと思いつつ約10年。なんだかんだで35歳になっていた。
Erasmus の奨学金を獲得し、無事ヨーロッパに行くまで、現地での勉強、あわよくば現地就職までをこのブログに残していきたい。